田んぼの中の無線小屋

新潟市のすみっこ、田んぼに囲まれた掘っ立て小屋でひっそりアマチュア無線を楽しむオッサンの堕落日誌^^;

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片淵監督と再び

 昨年11月12日公開のこの世界の片隅に、も今日で163日目だということだ。

 確か全国67館で公開が始まり、少しづつ上映館を増やしてピークでは200館前後になった。
 だがどんなに勢いのあるものでもいつかは衰えるときがくる。現在公開館は30館程度らしい。

その中でも気を吐く勢いを見せているのがイオンシネマ新潟西だ。

 公開初日から今までずっとロングランをしている。イオン系列はもとより、全国のその30館の中に入ってる。
 これは新潟県人として誇らしく思ってもいいだろう。

 そして、今日は片淵須直監督の舞台挨拶があった。

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 イオンシネマでの上映だと、舞台挨拶などを系列の全国のイオンシネマに配信してLV的なものを開催してくれることがある。
 LVでもいいから片淵監督のトークを聞いてみたい。。。という思いは持っていた。LV配信に期待もしたし、実際上越の高田世界館で上映した時は見に行ったものだ。
 今回は家から10分強のイオンシネマだ。行かない手はない。いつもは買わないネットでチケットを買う。

 シャックにちょっとワッチに行って、11時少し前に出る。
 それにしても日曜日の幹線が何処も混んでいる。間に合わないのでは。。。と思ったくらいだ。

 現場についてあわてるとロクなことがない、と思いチケットは昨日のうちに発券しておいた。

 マイマイ新子も素晴らしい作品だと思う。見た後の言葉にならない感想。。。みたいなものを感じる。時代はこの世界の片隅に、に近い昭和30年代の山口県の話。そしてこの作品も当時の日常をいきいきと描いていた。

 終わってからの舞台挨拶は相変わらず冒頓とした感じで、でもいろいろと楽しい話が聞けた。
 なんていうのかな、監督は凄いお話し好きなんだろうな、と思わせる。大学で講義も持ってるっポイけど受けてみたいものだなぁ。。

 トークも終わって休憩。15分しかない。トイレに行った後、車に戻って後部座席をあさる。
 高田世界館に行ったときに、可能であれば、と思ってサインしてもらうために買った公式ガイドブック、あそこでは現地の物販で買ったものに限られていたのでそのままになっていた。

 戻ってこの世界の片隅にを見る。
 あれっ。。。。この回、音がずば抜けて良い。開始早々思った。
 帰宅してからツイッターでその話を書いたら今日参加の人で立川の爆音上映を見てきたという人から同じような感想をもらった。
バックの音を凄く良く再生している。あまりの音の良さに今まで気づいてなかったところに音が盛り込まれているのに気付いた気がした。

 そして、舞台挨拶と言うことで熱狂的マニアみたいなのだけかと思ったら、普段あまり映画を見ていないと思われる年配の方々も結構来られていたようだ。
 この世界~ではもともとマンガと言うこともあり、割とべたな漫画的手法でここ笑う所だよ、見たいなシーンがたまにある。
 だが応援上映や絶叫上映の類でなければ通常声は出さない。エチケットだから。
 でも今日はそういう部分で結構クスクス、どころではない。笑いが起こっていた。特に妊娠をにおわせる(結局はしてないけど)「はい、二人分!」のところや晴美を疎開させようと思って切符買いに並んでいる所の「自慢の竹やりがあるじゃないですか」と言う部分で笑いが起こってる辺り、観客の平均年齢がアニメらしくないほど高いことを証明したw

 そして再びトーク。
 映画を作るまでの紆余曲折、全速力で疾走する怪獣を作る話もあったがぽしゃって代わりに手掛けたのがこの世界の片隅にだったことなど興味をそそる話。
 そしてディテールにこだわる監督の話は興味深い。例えばVRなどでも、パラメータが多く細かく詰めて行けば行くほどリアリティに影響してくるが監督のこだわりはまさにそれなんだと思う。あった事実を徹底的に調べ上げなるべく当時の状況を客観的に描こうとした作品であることが、話を聞いてうかがえる。

 そして、マイマイ新子とこの世界~を通してみて思ったことがある。
 マイマイ新子の世界は昭和30年代、すずさんのいた広島より10年あとの山口県。地域も近いのでそれほど(首都圏などは別にして)差はないと思われる。

 確かに新子の世界での暮らしぶりは、すずさんのいた広島よりはいい感じに書けている。
 例えば玉音放送を聞きに近所の人が集まったあの世代から10年、新子は自宅で寝っころがりながらラジオの時代劇を聞いている。氷を入れる式ではあるが冷蔵庫があったり台所も原始的なかまどより幾分近代的なものに見えた。

 ただ、である

 新子の家は(失礼な言い方をすると)きれいではない。
 家の隅々の埃や、子供の服が汚れていたり宝物を入れておく箱を見せたとき、砂の被ったガラスをふくと、その中の宝物の横にダンゴ虫が這っていたりとか、家の門の前で放し飼いの鶏が卵を産んだりしている。学校の同級生もいかにもアホそうなのがはだしで、シャツの袖は汚れ、風呂も毎日入ってるとは思えない風体。。。でもそういうのは自分が子供の頃も多少はいたものだ。
 だがそれより昔のすずさんの家は確かに古いつくりだけど埃っぽさを感じないのである。

 個人的な推測だけど、デジタルペイント全盛になって、色も汚い色を出しにくくなった。。。と言うか戦時中だしそれほど派手な服があるわけではないだろうからどうしても暗い色になりがちだけど、画面が暗いとか汚いとか感じない。絵として描かれてはいるけどその絵の醸し出す当時の猥雑な感じの空気感が薄いのである。
 マイマイ新子はその点そういう空気感がよく出ていた。もしかしたら製作スタッフも若くなってしまい、当時を知らない人ばかりになってしまったのでは。。。と言う感じがした。
 指定として、絵として忠実に書くことはできるが、当時の雰囲気を体で覚えている人がおらず、その思いを込められなかったのでは。。。と言う感じがした。ラストでシラミがたかった子供が出てくるので全くそういうシーンがないわけではない。全編それじゃ逆になかなかキツイものになるだろうが。。。

 終わってからサイン会。ちょうど俺の何人か前の人もパンフではない分厚い公式本だか絵コンテを持ち出してサインをもらっていた。良く見るとパンフにももらってる。
 俺も高田世界館のようなローカルルールがあると持参した本にサインをもらえないと思い、マイマイ新子のパンフを買っておいたので、順番が来た時に二つ出してお願いした。
 監督は「どの辺にしましょうか。この本だとねぇ。。。この辺が定番なんだけど」と全く嫌な顔もせずにサインしてくれた。
 マイマイ新子のパンフにサインをもらう時に「先月高田世界館でもいただいたので。。。」と告げると「あぁ。。。あの映画館で見るのはまた違った趣があっていいですよね」と言う話が出来た。

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 今日は充実した、忘れられない一日になることは間違いない。
 たまゆらで一回竹原に行ったけど、今度は呉周辺の散策にもう一回広島に行きたいな。街角ですずさんに会えるような気がする。
 
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コメント

ただご近所で上映されるというだけで観に行った素人ですが、リアリティーといえば、まず主人公に対するのんの声にいきなり違和感(これはだんだん慣れてきた)、そして妙にキンキンした、いかにもデジタル処理されたラジオの音。当時のラジオの音はあんなじゃないと思うけどw いい作品だとは思いましたけど、なんせ映画館がアレなもんで、何言ってんだか聴き取れない(笑)

 あはは、ラジオの音については一向ありなのは同感です。あの金属音のようなノイズを混ぜるのは最近の音響効果では割と常套的な手段ですが、もっと帯域の狭いAMの音っぽくすると臨場感出たかもですねぇ。
 のんさんは多分初の声あてだったと思いますが、まぁ及第点だったと思います。セリフや発音も悪くないと思いますし。。。あえて言うなら子供のころから全く声が変わってないwことがあれだったけど、まぁその辺はまたいわゆる演技と違った技術でしょうから。。。
 声で言えば妹役の藩めぐみさん、子役のころ別クレジットがないので一人で演じていたのかなと思いますが見事な七変化だったかなと。

 高田世界館さんの音響は正直少し残念な部分はありますが、今のシネコン向けの調整で録音された作品だと致し方ない部分はあるかもしれませんね。昨日の上映では週1で見てる俺でもびっくりするくらい音よかったです。映画館さんの気合いを感じましたw

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